その失敗を生かして両手または両足の取り外しを脱落した場合、「両手を脱落しますが、本当にいいんですね?」と確認画面が出るようにOSが改善された。
 改善されたOSを頭脳に書き込まれた彼女は安心し、自分のメンテ室へ向かった。
「本当に大丈夫かしら」と思った彼女は「四肢脱着メニュー」から「四肢全てを脱落」を選択した。
「ふふん、大丈夫よ、確認画面が出るし・・・」と安心しきっていた彼女が聞いた音は、4つの「ギシ・・カチャッゴトッ」だった。
 四肢の脱落は緊急時に使用される為、確認画面は適用されていなかった。
「緊急モードに移行。緊急モードに移行」この文字が彼女の義眼内に映し出された。そして、
「緊急モードに移行しました。現在、選択出来るメニューは[自爆][解除]のみです」
「きゃー!どうしょう・・・」
 すっかりパニック状態になった彼女は[解除]を選択するつもりが、[自爆]を選択してしまい、あまつさえ、「本当によろしいですか?」の確認画面も[実行]を選択してしまった。
「自爆が選択されました。ただ今より生命維持装置、駆動装置、連絡装置へのリンクが切断されます。そしてあなたの記憶領域が全てクリアされたのち、自爆します」
 彼女の義眼内に映し出された最後の文字は・・・・
「あと1秒で自爆手順を開始します。今までお疲れ様でした」

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